5月となると暖かい日も増えて、ホットだけではなくアイスコーヒーも美味しく感じるようになってきますよね。
ということで今日は、コーヒーの話題です。といっても、豆の品種や淹れ方の話ではなく、コーヒーと健康のお話を少し……。
私は、自分で焙煎までするコーヒー好きを名乗っているくせに、コーヒーでお腹を壊す体質でもあります。ある条件が重なったときにコーヒーを飲むと、胃痛、腹痛、そして下痢と、消化器官全般が不調になってしまうことがあるんですよね。
「ある条件」……。つまり、時に壊したり、壊さなかったりするのです。
では、どんなときにお腹を壊すのか??と、改めて思い返すと、あくまで私の場合ですが、「鮮度が低いものを飲むとお腹を壊す」ということでした。
興味が沸いて調べてみると、コーヒーでお腹を壊す理由は鮮度以外にもいろいろあるようです。
今日は、一般的によくあるパターンの、「コーヒーでお腹を壊す原因」についてお話しします。
※過去記事に加筆修正して再投稿しています。
コーヒーでお腹を壊す原因は!!
まず、一般的に言われているコーヒーによる腹痛の原因について考えてみましょう。
コーヒーアレルギー
鮮度や淹れ方に関係なく、そもそも、コーヒー全般にアレルギーを持つ体質が存在するそうです。
一般的に見られる食物アレルギーのように皮膚や呼吸器に症状が出るのではなく、下痢や吐き気の他、手が震えたり頭痛がしたりするとのことです。
コーヒーアレルギーを持つ人は、浅煎りの豆、深煎りの豆、ミルク入り・無し関わらず症状が出るようです。
こんな体質の人は、無理してコーヒーを飲まない方が良いでしょう。コーヒーはあくまで嗜好品、どうしても飲まなければいけないものでもありませんからね。
タンニンやカフェインの刺激
ブラックだとお腹が痛くなるけど、カフェオレだといくらか平気だという人は、タンニンやカフェインが刺激になって胃腸が痛くなる可能性が高いです。
タンニンは渋味を出す成分でポリフェノールの一種ですが、胃腸粘膜を刺激する成分でもあります。
また、タンニンだけではなく、カフェインも刺激物として知られていますね。
これらの物質の刺激を和らげるためには、牛乳を入れてカフェオレにして飲むといいとされています。
カフェオレはそもそもコーヒーの量が少なくなりますし、乳の成分が胃壁を保護して、刺激を和らげてくれます。
ただ、刺激は和らぐとしてもカフェインの摂取を妨げるわけではないので、妊婦さんや授乳婦さん、夜しっかり眠りたいお子様などは、カフェオレであっても節制した方が良いようです。
それ以外の含有物質の刺激
コーヒーに含まれる、タンニン・カフェオレ以外の成分によってお腹を痛めてしまうこともあります。
例えば、ダイエット効果や糖尿病予防効果があると知られているクロロゲン酸。少し前にコーヒーの健康成分のひとつとして話題になりましたね。
この成分は身体に良いとされていますが、体質によっては、受け付けないこともあるようです。
「深煎りは大丈夫だけど浅煎りのコーヒーだとお腹を壊す」という人は、クロロゲン酸が合わないのかもしれません。(クロロゲン酸は熱に弱く、浅煎りの方が含有量が多くなる)
豆が古い
冒頭でもお話しした通り、私のコーヒーによる腹痛の原因はこちらでした。同じ日に焙煎した豆でも、新しいうちに飲むのは大丈夫で、3週間くらい常温に置いたものは腹痛になる確率が高い。
コーヒーなんて常温に置いても日持ちするものなんじゃないの?と思われがちですが、実はコーヒー豆は 焙煎した直後から少しずつ鮮度が落ちるものなのです。
香りが落ちるのはもちろんですが、豆に含まれる油分等が参加して、味も変わってしまいます。古くなったコーヒー豆は、浅煎りでもないのに酸っぱくなったりしますよね。
この酸化した成分が胃腸を刺激し、痛みを引き起こすのです。
私のように、新しい豆なら平気だけど古い豆だとお腹を壊すという人はこれに該当します。
また、淹れた後のコーヒーも、ずっと保温していると酸化しやすいです。淹れて時間が経ったコーヒーを飲むとお腹が……という人は、飲みたい時にその都度淹れるか、淹れたらすぐに冷蔵するかした方が良いと思います。そろそろアイスコーヒーも美味しい季節ですしね!
鮮度だけでも気を付けると、改善されるはず
コーヒーの成分そのものがダメという人はもう我慢するほかないですが、鮮度の問題は、購入時に気を付ければクリアできるはず。
自家焙煎しているお店、常に人気で豆の回転が速そうなお店などを選ぶようにすると良いと思います。
私のように趣味の自家焙煎沼に飛び込むという手もありますよ!
ではでは、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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