先日、旦那の実家の畑を手伝いに行ったときのこと。
昨秋に収穫を忘れたのか、それともこぼれ種が雪の下で生きていたのかわかりませんが、人参が数本生えていました。
そのほとんどはよくある赤い人参。
ですが、うち一本だけ、上の画像のような真っ白な人参!!!
葉っぱは現地で落としてきたので付いていないのですが、まぎれもなく人参の葉っぱでした。
この人参の正体を突き止め、食べてみました!!
白い人参は「パースニップ」と呼ばれる品種らしい
まず、この白人参。義母に尋ねても植えた心当たりはないとのこと。
家に帰ってよく調べると、どうやらこれは「パースニップ」、日本名では「砂糖人参」と呼ばれるものらしいです(未確定ですが)。
欧米ではメジャーな野菜だそうですが、日本ではあまり見かけませんね。
砂糖人参という名前の通り、加熱すると普通の人参よりも甘味が強く出るのだとか。
ただ、生のままでは甘みも出にくく、固いので生食は向かないようです。
なぜこんなものが生えたのか……と考えると、もしかしたらカラーにんじんの種が混ざった可能性があるそうな。
こちらのようなカラフル人参の中に、白や黄色のやつもありますよね。
しかし、食べて大丈夫なものなのか……。
勇気を出して食べてみる
葉っぱの形も香りもしっかり人参なので、食べられないことはないだろうと思って持ち帰ってきました。
(正体がわからない植物を食べるのは大変危険な行為なのでおすすめできません……。結果的に体調に問題はありませんでした)
皮をむいたらこんな感じ。
白い。クリーム色の細かい筋が入っている。
薄く切って生で食べてみると、人参というより、生のごぼうに似た土臭さと繊維質……。
生食は向かないというのがわかる。美味しくはないな。
加熱調理の中でも素材の味がわかりやすい、バター煮にしてみます。
皮をむいた白人参を乱切りにしてから水、塩、バターで煮ただけ。グラッセの砂糖抜きですね。
素材の甘味がどれほどあるのか確認したいので砂糖は入れませんでした。
じゃがいもみたいな見た目になりました。
香りは人参よりちょっと弱いくらい。
食べてみます。
……あれ?思ったより甘くない……。
もしかしたらパースニップじゃないかもしれない。今度パースニップを入手できたら、味を比較してみよう。
人参らしい癖も少ないです。熱を加えると、カブに似た歯応えになるんですね。
この野菜、正体を明かさずに出されたら何だかわからないかも。
あっさりした野菜なので、何かの付け合わせに良さそうです。
ちなみに食べて5日ほど経過していますが、体調には全く問題無し。
食べられるもので間違いはないようです。
ベッカムが嫌いな白人参
そういえば、10年以上も前の「みなさんのおかげでした」の食わず嫌い王選手権で、デビッド・ベッカム選手が嫌いなものとして白人参が登場していたのを思い出しました。
ポトフだか、シチューだかに入っている白人参が苦手なんですと。
結果は対戦相手の宇多田ヒカルさんの負けでしたが、視聴者は白人参の味なんてピンと来ませんよね。これはわかりにくい……。
パースニップには抗酸化物質を始めとする身体に良い栄養素がたっぷり入っているそうです。
これから日本でも普及してくるかもしれません。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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