袋いっぱいの珍味。確か、鱈と言っていたような……。
お酒も飲まないのになぜこんなものがあるのかというと、実家から送られてきた食品の「緩衝材代わり」に入っていたんですねぇ。
しかし、うちでは珍味類はあまり食べないので誰かに差し上げようかと思ったものの、なんというか、あまり味がしない珍味なんです。
塩やしょうゆで味付けされていなくて本当にただ干しただけの魚の味。
誰かにおすそ分けしようにも、これでは貰った側も困っちゃうかもしれないので、なんとか自宅消費してみます。
ということで今回、韓国家庭料理の干し鱈スープ「プゴク」風にしてみましょう。
謎の珍味で作るプゴク風スープ
この珍味、本当に鱈なんだろうか……?と疑いながら(海沿い出身の癖に珍味の味に疎い)、スープにしていきます。
レシピを色々調べると、とっても簡単みたいです。
お肌がプルプルになるとかなんとか言われていますが、鱈だけではその効果は期待できないというのが個人的な意見。
いいんです、薬効が無くても。要はそのまま食べるのは好きではない珍味を消費できれば、という話なので……。
では作っていきます。2杯分の分量です。
まず、珍味を軽くひとつかみ!これを水400mlにしばし浸して、柔らかくします。今回は1時間くらい置きました。
1時間で結構ちゃんと戻ります。
そして珍味だけをザルで漉し取り(汁を取っておく)、ごま油で炒める。
油が回ったら戻し汁を入れて沸騰させて、韓国ダシダと塩こしょうで味を調える。
干し魚の香りはしますが、嫌なにおいではありません。むしろいい匂い。
白いアクが出てくるので、一応すくいました。
そして溶き卵(1個分)と小口切りのねぎ適量を入れてプゴク風スープのできあがり。
簡単!でも味はどうだろうか?
そもそも、ちゃんとしたプゴク自体を食べたことないんだよな……。二日酔いにいいとかなんとか、TVでやっていたのを見て、存在を知っているだけの知識です。
さっそく一口。じんわりしみわたる味!
本当のプゴクの味がわからなくても、このスープは美味しいです。
最近胃腸の調子が弱っているところに、じんわり魚の出汁とダシダのうま味。
なんか、鱈ちりの後の鍋汁で作った雑炊の味に似てる……。やっぱりこの珍味は鱈だったようです。
珍味はしっかり戻り、そして煮ることで繊維がほろほろにほぐれて食べやすくなっている。消化がよさそう。
具は、珍味のほかにはシンプルに卵とねぎだけにしましたが、これで十分美味しいですね。
ご飯を入れても美味しいと思う。
たんぱく質もちゃんと摂れるし、普段から食べたいスープに仕上がりました。
今回使った珍味はおそらく鱈で間違いないと思いますが、カレイや氷下魚でも同じように作れると思います。
せっかくもらったものを持て余さずに済んでよかったです。
まだ残っている珍味、他に使い道は?
実は、送られてきた珍味はまだあるのです。
何回かに分けて全てプゴクにしてもいいのですが、料理に使えるとなると、同じ使い道ばかりでは面白くない。
韓国料理で消費してもよさそうだけれど、いや待てよ、ポルトガルにも「バカリャウ」という干し鱈があるな……。
バカリャウ料理にするとしたら、もう少し消費の幅が広がりそうです。後で調べてみよう。
ということで、今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント