今日はトルコのスイーツ、バクラヴァを作ります!
バクラヴァというのは、「ユフカ」という薄い薄い小麦粉生地をバターを塗りながら重ねていき、間にナッツを挟んでオーブンで焼き、甘々のシロップに浸したなんともエキゾチックなスイーツです。
ここで使用するユフカが日本ではなかなか手に入りにくいということで、なんとか家で自作しました。
その様子はこちら

今日はこの手作りユフカを使ってバクラヴァ作りにチャレンジします!
手作りユフカで作る手作りバクラヴァ
今回は一般的なパウンド型を使います。ほかにも、オーブン対応の型なら大体できるようです。
型の底面積が大きくなればなるほど量が多くなるので、食べる人数に合わせて調節してみてください。
使用するユフカは円形なので、型に合わせて必要枚数を切り出しておきます。
なお、ユフカから作らなくても、パイシートやパートフィロでも作れるそうです。
材料(22cmパウンド型1本分)
先日作ったユフカ(型に合わせて切り出したもの) 22枚くらい
溶かしバター(食塩不使用) 100g(多めに用意したつもりがほとんど残りませんでした)
むきピスタチオ 50g
むきくるみ 50g
シナモンパウダー 小さじ1
【シロップ】
グラニュー糖 150g
水 120ml
はちみつ 大さじ4
レモン汁 大さじ1
飾り用刻みピスタチオ 少々
※オーブンは180℃に予熱しておく
※作業中、ユフカが乾燥しないように濡れぶきんをかけておく
作り方
- ピスタチオとくるみ、シナモンをフードプロセッサーで回してみじん切りにする。
- シロップの材料を鍋に入れ沸騰させ、10分中弱火で煮て火からおろし冷ましておく。
- 型にバターを塗り、ユフカを一枚敷く→バターを塗る、を6回繰り返す。
- 1の1/3をユフカの上に敷きつめる。
- ユフカを敷く→バターを塗るを5回繰り返す。
- 1の1/3をユフカの上に敷き詰める。
- 5.6を再度繰り返す。
- ユフカを敷く→バターを塗るを6回繰り返す。つまり、ユフカ6枚、ナッツ、ユフカ5枚、ナッツ、ユフカ5枚、ナッツ、ユフカ6枚の層になるように重ねる。てっぺんにもたっぷりバターを塗る。
- 焼く前に生地に包丁を入れ菱形に切る。
- 7をオーブンに入れ、45分、こんがりきつね色になるまで焼く。
- 焼きたて熱々の9にシロップをまんべんなくかける。
- 6時間ほど室温に置いてシロップをしみ込ませ、上に飾り用ピスタチオを散らして完成。ちょっとシロップ少なかったかな……。
バクラヴァ完成
ユフカがあればあとは重ねて焼くだけなので、思ったより簡単に作れました。
寝かせたものを食べてみましょう!
アップで撮影。見た目はトルコ料理写真でみたバクラヴァにかなり近い。最初に見た時「ミートパイ?」と思ったビジュアルそのもの。
自分で作ったユフカだからか生地の食感が固めで、ところによりボリボリいう。パイシートやパートフィロで作ればもっと脆い食感になったのかな。
でも、味は!とっても美味しいです。前に買った市販品は具がくるみだけだったのですが、こちらのようにピスタチオが入ると大変リッチなお味になります。
多めに入ったシナモンも薫り高く、シロップのレモンの酸味もいいアクセント。
そして……、できた当日では食べきれずに一度冷蔵庫で保管し、翌日に残りを食べたのですが、これがめちゃうまい。
上部はまだパリパリ感を残していて、下層はシロップしみしみのしっとり食感。そしてナッツもシロップがしみて柔らかな食感になっています。一言でいうと、全体がなじんで一体化したという感じ。
バクラヴァはできたてが美味しいと聞いたことがあるのでそれを鵜呑みにしていたけれど、シロップがしっかりしみた翌日の方が美味しいじゃん!この美味しさなら、あの手間を乗り越えてでも、また作りたいと思えるレベルです!
これが正しいバクラヴァかと言われれば答えはわからないが、大変美味しくできました!!
すごいカロリーだ!でも美味しい
自分で作ってみるとわかる、バクラヴァのカロリーの高さ……。小麦粉、バター、砂糖、ナッツ。
でも、この甘さとこってりさがバクラヴァの魅力なんですよね。これをローカロリー素材に差し替えたら全く別なものになってしまいそう。
ともあれ、憧れのバクラヴァをちゃんと作ることができて大満足です。
また何かトルコ料理を作ってみたいです。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございます。
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