芦別の名物「ガタタン」を作ってみたよ！ラーメンにかけて食べてみました！

北海道名物料理

2023.11.07

先月、芦別に行った際に、ご当地グルメの「ガタタン」を食べてきたのですが、これがとても美味しくて、自分でも作ってみたいと思いました。

特別な土地の食材を使わなければいけないものではなく、でも、しっかりとその料理だけの特色も備えられていて、再現しやすそう。

コスパも良く腹持ちよし、身体が温まるし野菜が豊富で栄養満点！という、優れた料理「ガタタン」をこのたび作った記録をご紹介します。

その前に、「ガタタン」ってなに

ガタタンとは、具がたっぷりのとろみのあるスープのことで、主に、お肉とシーフード、かまぼこ、野菜や山菜、卵、そして小麦粉を練っただんご（すいとんのようなもの）が入るのが特徴です。

見ての通り、これだけで完全食と言ってもいいくらいの栄養バランス。とろみのある汁は塩味ベースが多く、あっさりしているのに食べ応えがあります。

ガタタンは、その昔炭鉱で栄えた芦別らしく、寒い中で肉体労働する坑夫たちのお腹を満たすために生まれたそうです。

八宝菜にも似た見た目のガタタンは、味付けも中華風。ルーツは中華料理にあるそうです。漢字で「含多湯」と書くんですって。

元々、ガタタンはそれだけで汁物として食べる料理ですが、今では進化系が生まれ、ラーメンにかけたり、チャーハンにかけたりなどして提供するお店も多いようです。

今回、私もラーメンにかけて食べる前提で作ります。スープとして食べるよりちょっと味を濃い目にしました。

今日はたっぷりのガタタンをラーメンにかけて、ガタタンラーメンとして食べます。汁物として食べる場合は、ちょっと味を薄めにするのがいいですよ。

また、具材は小麦粉のだんご以外は特に指定が無いそうで、肉とシーフード、そして野菜と山菜がたっぷり入ればOKな感じです。だから家にある野菜をあれこれ入れてみてもいいと思います。

豚こま肉　80g
酒、醤油各小さじ1

シーフードミックス　凍った状態で100g
酒　小さじ2

白菜（一口大に切る）　大きな葉2枚
人参（短冊切り）　4cmくらい
玉ねぎ（短冊切り）　1/4個
水煮たけのこ（いちょう切りまたは短冊切り）　1/4本
きくらげ（戻して食べやすい大きさに切る）　5～6枚

ほうれんそう　1株
長ねぎ（小口切り）　10cmくらい

卵　1個

おろしにんにく、おろししょうが　各1かけ分

中力粉　50ｇ
水　大さじ2

サラダ油　大さじ1

中華スープ（スープの素をラーメンスープの濃さに溶く）　800ml
塩　小さじ2
醤油　大さじ1
酒　大さじ1
白こしょう　少々
ごま油　小さじ1

水溶き片栗粉　適量

中華麺　2～3玉

できあがったガタタンラーメン！魚介の出汁が出ているのが、香りだけでもわかります。

広東麺のようでいて、ちょっと違う。溶き卵が入っているし、広東麺より具が多い。

味は、肉、魚介、野菜のうま味が出ていて、すごく美味しい。とろみのある汁が麺に絡んで食べやすいです。

小麦粉のだんごにもスープの味がしみています。これはボリューム満点！

ラーメンにかけずに汁物として食べても、これ一品で満足できそうです。美味しいです。

なお、普通のラーメンと同様に、白胡椒を少し振って食べると相性がいいです。より一層身体が温まる。

今回作ったガタタン、ラーメン2食分では少し残ってしまったので、翌日に焼きそばにかけて「ガタタン焼きそば」として食べました。これも美味しい！

ただ、翌日に残す場合、小麦粉の団子は初日のうちの食べきってしまった方がいいです。一度冷めると溶けてのびてしまうので、翌日は団子なしか、別茹でしたものを足す方が美味しく食べられます。

私は知らなかったのですが、少し前にgoogleアプリのCMにガタタンが出ていたそうです。これで一気に全国に名を知られることになったガタタン、今は芦別市外から食べに来る人も多いそうです。

私も一度芦別の「新宝来軒」というお店に食べに行ったのですが、遠くから来たような雰囲気のお客さんがたくさん並んでいました！

↑こちらが新宝来軒のガタタンラーメンです。炒り卵がのっている。見た目は白っぽいですが、しっかり味で美味しかったです！

家でもそう難しくなく作れるガタタン、完全栄養食ですから、是非一度作ってみてください。芦別に行く機会があったら、本場のガタタンも是非食べてみて！

ということで今日はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。