ミントがだいぶ復活してきました。
これを使ってモロッコ風のミントティーを淹れて飲んでみようと思います。
これまでミントシロップやミント塩など作ってきましたが、ミントティーはどうでしょうか。普段から飲みたくなる味になるでしょうか?
使う茶葉は「平水珠茶(ガンパウダー)」という中国緑茶
ミントティーと言えばミントだけで淹れるハーブティーが一般的かと思います。
が、モロッコのミントティーは、中国緑茶の「平水珠茶」、別名ガンパウダーと呼ばれるものを使うのだそうです。
これが入手困難で、近くにある中国茶のお店には置いていなかったのでネットで買いました。
お茶などはネットで買ってもメール便で届くので送料が安いですね。
この丸めた形状が火薬のようなので、ガンパウダーと呼ばれているそうです。
角砂糖も作ってみた
別に普通の砂糖でも良いのかもしれませんが、よくTVなどで見かけるモロッコ風ミントティーは角砂糖を使っています。しかも日本でよく見る正六面体ではなく、なんか長いやつです。(大きい角砂糖をかち割ったものを使うこともあるそう)
雰囲気を出すためにこの角砂糖から作ってみたいと思います。
細長い氷ができる製氷皿に、少しだけ水で湿らせたグラニュー糖をぎゅうぎゅうに詰め込み、そのまま冷蔵庫で乾燥させます。
蓋をきっちりすると水分の蒸発が遅くなる気がするので、ラップをふんわりかける程度に。
数日後、1本はかちっと固まりました。もう一本は縁がちょっと崩れてしまった。
お茶を淹れる
材料がそろったところでミントティーを淹れてみましょう。2杯分くらいです。
材料はミント枝ごと一掴みくらい、平水珠茶スプーン2杯、作った角砂糖1本(20gくらい)。
ポットは直火にかけられるものを使います。いつもコーヒーを淹れるのに使っている金属のやかんを使いましょう。
これとは別なやかんにお湯を沸かしておく。お湯、たっぷり使います。
金属やかんにお湯を入れて、余熱してからお湯を捨てる。
さらに茶葉を入れ、適量のお湯を注いで1分待ちお湯を捨てる(洗茶)。
普通のやかんなので茶葉が詰まる。振ったり揺すったりして、きっちりお湯を捨てる。
ここに適当にちぎったミントと角砂糖を入れ、高い位置からカップ2杯分くらいのお湯を注ぐ。これが結構飛び跳ねて危ない。が、高いところから注いだ方が茶葉やミントがジャンピングして美味しいんですって。
やかんを火にかけ、軽く沸かして煮出す(どれくらいが適切かわからず、1分くらい沸かしましたが、もっと長くても良かったかもしれない)。
カップに注いでは戻す(もちろん高い位置から)を2回繰り返してから、最後にまたカップに注ぎできあがり。
写真ではカメラにおさまるようにこの高さで撮っていますが、実際はもっと高いところから注いだりしました。
砂糖がたっぷり入ったお茶の汁が跳ね、そこら中ベトベト……。
できました。ちょっと茶葉が入ってしまったのはご愛敬。
一口飲むと、おおお甘い。緑茶的な苦みはほとんどないので、甘さだけが際立ちます。
お茶の苦みが出ればもっとバランスがとれたかもしれない。だからもう少し長く煮出せばよかった。
でも、この浅い味でも、生ミントのスッキリした香りと緑茶の香りが合わさっていい感じです。
普通のお茶よりも熱いのでふうふう言いながら飲まなければ火傷してしまう。
第一印象の甘さは飲み進めるうちに慣れてきて、だんだん茶葉の味と香り、ミントの癖と香りがよくわかるようになってきます。
熱々をグッと飲むと疲れがとれる感じがする。そしてエキゾチックな味の飲み物です。
日本茶や中国茶の感覚とは全く異なるモロッコのお茶。暑い地方だからこそのこの甘味なんでしょうね。
ミントはまだ生えるし、茶葉がなくなるまでは飲もう
今回淹れたミントティーは、ひと月ほど前に作った水割りミントシロップ「マンタロー」に比べると手間がかかるし、やかんも汚れるし、しょっちゅう飲むにはハードルが高かったです。
なので、今後も生え続けるミントの消費のため茶葉を使い切るまではたまに淹れることにし、それ以降生えるミントはミントシロップにして水割りやソーダ割りにして飲んでいこうと思います。
このミントティー、太りそうだしな……。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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