今年の3月に出たポロコのパン屋さん特集に掲載されていた、「よしぱん」というパン屋さんがずっと気になっていました。
でも、家からは遠く、しかもちょっとわかりにくい位置にありそう……ということで、半年たった今までなかなか行けずにおりました。
先日用事で山鼻方面に行くことがあったので、やっと立ち寄ることができました。
袋小路の奥、アパートの1階にある「よしぱん」
よしぱんは地図アプリで見ると、鉤状の袋小路の奥にあると表示されます。
その通りに進むと、こんな看板が……。行き止り!!
不安!
でも、その手前をよくよく見ると、小さな幟が立っています。
どんなパン屋さんなんだろう?とわくわくしながら見ると、アパートの一部を改装してパン屋さんにしているみたいです。
窓口から注文してパンを受け取るスタイル。札幌では珍しい感じ。アパートの黄色い壁に青い枠、すごくかわいい!
陳列も素敵なセンス。
窓の奥に立派な石窯オーブンがあります。これでパンを焼いているのね。
午後でしたが品揃えは豊富でした。
どれも小さめで、お値段はサイズの割には高めかもしれない。でも、どれも美味しそうです。
素材にもこだわっているとのこと。
すごく悩んで、以下の3つのパンを買いました。
クロワッサンと塩バターパン、あんぱん(赤)。
「ゆめぴり山」というゆめぴりかを使っているらしい食パンも気になりましたが、食欲が向いたのはこれらのオイリーなパン!
よしぱんではコーヒー類も販売していて、注文するとマシンで豆から淹れてくれます。ホットコーヒー100円、アイスコーヒー120円。すごく安い……。しかもアイスコーヒーを注文すると、ちゃんとしたロックアイスを入れてくれます。採算が心配……。
まず、このコーヒーが美味しかった。こんな美味しいコーヒーがあるのに、イートインが無いのがもったいないくらい。
パンの食べ歩きは喉に詰まるので、コーヒーだけすぐに飲み、パンは持ち帰る。
あんぱん(赤)。
小豆のつぶあんがたっぷり入っていて、生地はお餅のようにモチモチ生地。和菓子みたいなパンです。
つぶあんは田舎風の豆風味が強いやつで、塩がきいている。それがもっちり生地によく合っています。
クロワッサンの断面。層が厚いタイプなんですね。
リベイクしたので表面のサクサク感はありますが、中はやっぱりもっちり。バターの風味がじゅわっとしてきます。
塩バターぱんはふわふわしている。でも、やっぱり噛むとどこかもっちり感もある。
よくあるバターをジョブジョブに染み込ませた塩バターパンではなく、ふんわりした生地の中にバターの風味が活かされたパンでした。
塩味はしますが、優しい。一口目で「しょっぱ!」と言いたくなる今時の塩バターパンと違って、食べやすいです。
道産小麦を使っているからか、もちもちした生地が多いと思いました。
もちもちかふわふわかは好みの問題ですが、どっしり腹に溜まるパンが好きな人ならハマる味だと思います。
安心材料を使っているのも、おすすめポイントの一つです。
お店は行きにくい場所ではありますが、見つけたときに嬉しい。小路の奥に隠し部屋を発見したような、RPG的な楽しさがありました。
このあたりを歩くことがあったら、是非行ってみて!
【店舗情報】
よしぱん
住所 札幌市中央区南10条西9丁目2−20
TEL 011-551-2244
営業時間 10:00~なくなり次第終了 火曜水曜定休
袋小路の行き止まりにあるため車ではとても行きにくいです。徒歩推奨!
わんちゃん用のパンもあります
陳列されているパンの中に、「わんぱん」というパンもありました。恐らく、ワンちゃん用のパンなんでしょうね。
店内に入らなくてもパンが買えるお店なので、犬の散歩がてら立ち寄ったりするのも楽しそうです。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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