以前の記事で、フリーライター業務をしていることについてお話ししました。
前回はフリーの良さを中心にご紹介しましたが、やっぱりどんな仕事も良いことばかりではない。
こちらでは困ること、嫌なことについて取り上げます。
フリーランスで困ることとは!
フリーランス、特にライター業務がかなりメジャーになっていると言われてはいますが、実際の扱いはどうなのか……と思うことは多々あります。
募集要項と違うテーマが混じっていることがある
まず、クライアントには、キーワードの優先順位を重視して、肝心の記事の内容には全く興味が無いという人が少なくない。
これは特定の方だけではなく、過去にやり取りをした複数の方に見られました。
いえね、わかります。キーワードを含むタイトルで、それに沿った内容について書かれていれば無問題ということ。
アクセス数が増える記事構成であればOKなんですよね。
でも、でもですよ。
ペットの飼い方や犬猫の品種についての記事というテーマで依頼を受けていたつもりなのに、
「アビシニアン 飼い方」「小型犬 多頭飼い」「猫風邪 対処法」「ペット 賃貸マンション」「PET検査 費用」←おい
ペット検査ってあれでしょ?がんの検査のあれだよね?
というように、全く違うテーマのものが混じっていることがあるのです。
ちゃんと書きましたけど!!!(父ががんを患ったことがあってたまたま知識があった)
依頼内容に微妙な変換ミスが多く、確認に時間がかかる
また、キーワード関連でもう一つ。
恐らく変換ミスだけど、その通りの単語でも意味が通じるものをキーワードに出されて、「どちらですか?」とメールで尋ねてもすぐに返事が無いの。
実際にあったものではないけれど、例えばこんな↓
「殺人事件 現場 凶器」で送ったつもりだろうけど、
「殺人事件 現場 狂気」に誤変換されて届いたような。
(本当はもっと生活に密着したキーワードが多いですよ)
書こうと思えばどちらのキーワードでも書けるのですが、このときは明らかに「凶器」が正解だとわかっていたので、確認のメールを送ってみました。
そしたら数日待って初めて「上に確認します」と返事が来てまた数日待たされると。
10日以内で○記事という納期でやっているのに待たせ過ぎでは?とイライラしてしまいました。
虚偽の内容を依頼される
一番困るのがこれかもしれません。
WELQの問題があったにも関わらず、強気に虚偽の記事を依頼してくるクライアントもまだまだいます。
やはり実際の例ではなく、それに似た架空の例ですが、
「デトックスウォーターを飲むだけでダイエットできる理由を記事にして下さい」というご依頼。
いやいや、ただの水が飲みやすくなるっていう程度なのに、書けないっすよ……。
実際のテーマはもっととんでもないものでしたが、個人の見解として何とか記事にまとめました。
↑このように、虚偽だと思いながら書く記事は筆が進まないし、良心も痛む痛む。
セレブが愛用しているとか、流行しているというだけのものに勝手に嘘の根拠付けをするのは罪だなと思いました。
しかも、それが効かないと思っている人間が書いているんですよ。
なんてこったい(笑)
いきなり難易度が超上がる
実力を認められていると言えばそうなのかもしれませんが、報酬はそのままにいきなりテーマの難易度が跳ね上がるということもよくあります。
普段は料理のコツ系のネタやら家庭科レベルの栄養ネタを書いている私に、
いくつかのテーマに混じって医学生の試験勉強レベルのテーマの解説を書けと言ってきたり。
「主婦歓迎!知識が無くてもOK!空いた時間で簡単に書けます!」みたいなキャッチコピーで
募集していたのに!
記事単価、一本500円にも満たないのに!
知識は無い、でも書かねばならぬということで、ネットで調べつつ家にある書籍(昔の教科書とか)まで引っ張り出して5時間かけてウッスい内容(嘘は書けないのでどうしても突っ込んだ内容で書けない)で書きました。(OK貰いました。ちゃんと読んでいるのかな?)
時給100円に満たないとは。
なんてこったい……
医療と関係の無い仕事して普通に暮らしていたら、まず触れることのないネタでした。
これ、他の主婦の皆さんなら書けているのかしら……?
疑問です。
修業が足りないということで納得しよう
……と、まあ、今までフリーランスで仕事してきて困ったことなどを書いてみましたが、まだ始めて2年、私の修業が足りないということもきっとあります。
ライター業が長い人に言わせると、いきなり難易度が上がったり虚偽を書くなどは日常茶飯事だそうなので、それが嫌ならこの仕事を辞めるしかないのかもしれません。
在宅の楽さはあれどやはり仕事は仕事、嫌なことも困難も自分で乗り切る覚悟が必要ということですよね。
頑張ろう。
ということで、今回はここまで!
今後ともよろしくお願いいたします。
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