いもだんご汁ってご存知でしょうか。
いもだんご、いももちと言った方が認知度が高いかな?アレが入ったおつゆのことです。
北海道では芋掘りがじゃがいもだという話を以前したことがありますが、あの時に作る定番の汁ものなのです。
今回は、そんないもだんご汁の作り方をご紹介します。
具だくさんでお腹に溜まる!いもだんご汁
いもだんご汁は醤油ベース、味噌ベース、鶏肉入り、豚肉入り、肉無しなどの様々なバリエーションがあります。
今回は我が家の味、というよりも私が食べていた給食で出ていたものの再現でいかせて頂きます。
細かいレシピはありません、いもだんごをちゃんと作れば、どんな汁に入れたって作れますよ。
作り方(3~4人分)
まずいもだんごを作ります。
じゃがいも2個を皮付きのまま電子レンジ加熱、またはゆでたり蒸したりします。
芽が出ているところがあったので、そこは先に切り落としています。
じゃがいもが柔らかくなったら、熱いうちに皮をむいてすりこ木で塊が無くなるまで潰します。火傷に注意!
そこに片栗粉と塩小さじ1/2程度を入れ、むらなく混ぜ合わせる。
以前、いももちの作り方をご紹介した時よりも片栗粉が多めです。理由は、その方が汁の中に溶けにくくなるからです。
3~4人分のいもだんごなら、じゃがいも2個に対して片栗粉をカップ1/3ほど入れます。
むらなく混ざったらラップなどに巻いて、棒状にまとめておく。
汁を作ります。
具は、大根、人参、ごぼう、しめじ、長ネギ、しらたき。
具は和風の汁に合うなら何を入れてもOKですが、ごぼうは欠かせない。大根と人参、長ネギも……。
肉を入れる人もいますが、他におかずがあるなら植物性の具のみで十分美味しい。油揚げを入れるご家庭もありますね。
具の用意ができたら、鍋にサラダ油を引いていもだんごと長ネギ以外の具を炒めます。この油分があるか無いかで、味がかなり変わる!
具に油が絡んだら、だし700mlを入れ、醤油、みりん、酒などで味付けします。
これはいつものうどんの汁よりもやや薄めくらいで、お好みで味付けして下さい。面倒なら麺つゆを水で割ったものでも大丈夫です。
汁が沸騰するまでの間に、さっき作ったいもだんごを丸めて扁平に潰しておきます。
鍋の汁が沸騰したらだんごを一つずつ入れ、3分ほど煮てネギを入れてできあがりです。
だんごはすぐに溶けてしまうので、食べる分だけ入れるのがポイント。
汁を多めに作って翌日も食べるなら、だんごは食べる都度入れるようにしましょう。
器に盛り付け、お好みで七味など振って食べます。
栄養バランスも良く、お子様も好きな味です
ご覧の通り、このいもだんご汁は具だくさんで栄養満点!
そしていもだんごはお子様にも好まれるので、北海道の給食では定番とされているところも多いようです。
道外の地域では小麦粉を練ったものを入れたひっつみ、すいとん、はっと汁、だご汁などと呼ばれる汁物がありますね。
それをじゃがいもで作ってしまうのが北海道なのです。
……なんて言っても、どこでも手に入る食材しか使わないので、もっと全国的に普及して欲しいとも思います。
七味を効かせれば寒い季節にぴったりの汁ものです。
是非お試しを。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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