前回の「籐でつくる小物とバッグ」記事から1年近く空いてしまいました。
このあたりはずっと編み物ばかりしていたのですが、暑さのせいで涼し気な手芸をしたくなり、やっと再開したのです。
今回は7~9号の3号またぎの作品、「蓋つき小物入れ」です。写真を見ると、コロンとした卵のような形がかわいい。
ということで、作っていきまーす。
蓋つき小物入れ 本体を作る(7号に掲載分)
3号またぎということで、ボリューム満点の作品です。かなり画像が多くなりそうなので、数回に分けて書いていきます。
前回と同様に、詳しい作り方を丸写しするのではなく、個人的に難しいと思ったところや「こうした方がいい」と思った点を中心にしています。
実際作ってみたい方は、デアゴスティーニのサイトでバックナンバーを購入してみて下さいね。
井げた組みで底を作る
籐のたて芯を水に浸し、必要な長さに切り出すところはいつも通り。
そしてそれらを揃えて、中央部(50cmに切ったので25cm部分)に鉛筆で印を付けます。
テキストでは黒鉛筆なのですが、ここでは色が残っても汚くないように色鉛筆の紫で。
そして中央に小さな空間ができるように「井げた組み」。これがグラグラして組みにくいんだ……。
ここに同じく水に浸したあみ芯を組み込んでいくのですが、一周組んで折り返す「根締め返し」をしてたて芯をギュッとホールドします。
ここまで組めば、とりあえずたて芯が崩れることは無くなる。一安心。
ここから素編みして底を大きくしていくのですが、これがまあ、久しぶりなもんだから下手くそで。
モタモタしているせいで籐が乾いてしまったせいもあるかも。霧吹き必須です。
何度ほどいて組み直しても汚くて、しまいにはたて芯がふにゃふにゃになってきたのでこのまま強行突破します。
底の直径が10cmくらいになったら底作り完了。
側面を立ち上げていく
底作りが完了したらたて芯をしごいて立ち上げ、側面を作っていきます。
たて芯は乾いた状態でしごかないと癖が付かないんだとか……。さっきの底作りの失敗でふにゃふにゃなので、しばらく乾かします。
そして籐を指でしごいて曲げる。ささくれが出てきて、ちょっと指が痛い。
このたて芯の癖に沿って編み芯を素編みしていくわけですが、このあたりになると過去の感覚を思い出し、それなりに隙間なく編めるように。
でも底を見るとやっぱり汚い。
ここで、テキストの編み方の逆回りで編んでいることに後になって気付く。
そのせいで、芯を足した部分が外側に露出してしまいました。カッコ悪いし、引っ掛かるし、失敗……。
必要な高さになったら側面は終了です。後で思ったことですが、この編み上り時の直径に合わせて蓋を作るので、あまり口が広すぎると蓋作りに余分な籐を使ってしまいます。
また、口が広がったフォルムではなく、ちょっとすぼまった感じの方が見た目的にキレイです。
余ったたて芯を花びら止めしていく
たて芯を適度な長さに切り、隣のたて芯の横に差し込んで「花びら止め」をしていきます。
前に、この花びらが大きすぎて変な感じになってしまったので、意識して小さめに留める。
しかし、やっぱりテキストよりも花びらが大きい……。そういう癖があるのか、私。
一応修復しましたが、それでも大きいような。
あとは、芯を足したところの端をカットして、この号の制作は終了です。
結構忘れていたので2時間以上かかった
テキストの作業時間の目安は2~3時間。
手が早いタイプの人間なので、いつもはこれよりかなり短く仕上げられるのですが、今回は編んではほどきを何度か繰り返したせいでたっぷり2時間以上かかりました。
だって、前回の作品から1年以上空いているんですよ。初心者も同然に戻ってしまっている感じがしました。
これから続きを作りますが、そのうち徐々に思い出していくことを期待する!
明日は、8号の分をここに載せたいと思います。
次回をお楽しみに。
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