レモンケーキ型を友人から誕生日に頂きました。
この型、ずっと欲しかったんですよ。買ってくれた人、ありがとう。
レモンケーキ型はレモンケーキにしか使えない贅沢品。なんせレモンの形ですからね……。
レモンスイーツは今年の春夏にすごく流行った印象があります。今は少し落ち着き気味?
でも国産レモンの旬は秋冬なんですよね。そんな国産レモンを使って、今日はレモンケーキを焼きます。
むしろ安っぽいレモンケーキを目指す
レモン型で、安っぽい黄色のチョコがかかっていて、黄色い袋に包まれたレモンケーキ。
私の地元(かなりの田舎)の、和洋折衷なお菓子屋さんでも売っていました。
すごく甘くて、パサパサなので飲み物が必須で、香料がきつくて、ずいぶんと日持ちして……というのが、私が子供の頃に食べていたレモンケーキ。
あれ、どう作るんでしょう。とりあえず、バターケーキタイプでも卵泡立てタイプでもなく、ベーキングパウダーで膨らませるマドレーヌみたいなタイプを作ります。
材料 レモンケーキ型6個分+マフィン型6個分
薄力粉 180g
ベーキングパウダー 6g
卵 3個(150g)
グラニュー糖 150g
食塩不使用バター 100g
牛乳 60g
レモンの皮 2個分(すりおろす)
レモン汁 大さじ1
塩 ひとつまみ
コーティング用ホワイトチョコレート
型用バター、 強力粉 少々
レモンケーキ型が1枚しかなく、生地が余りそうなのでマフィン型も出動させました。
作り方
- 生地用バターは湯煎または電子レンジで溶かしておく。型に型用バターを塗り、強力粉を薄くはたいて冷蔵庫で冷やしておく。
- ベーキングパウダーと薄力粉を合わせてふるう。
- ボウルに卵を溶きほぐし、グラニュー糖を入れて泡立て器で溶けるまで混ぜる。
- ふるった粉類を入れて泡立て器のままぐるぐる混ぜる。
- 牛乳を加え混ぜ、むらなく混ざったらレモンの皮をおろしながら加えさらに混ぜる。
- 溶かしバターを加えてむらなく混ぜ、ボウルにラップをして冷蔵庫で3~6時間寝かせる。
いつもマドレーヌを作るときは6時間寝かせてましたが、それより短くてもいけると思います。ただ、最低3時間は寝かせた方が、レモン皮の香りが生地に出て美味しいです。 - 寝かせた生地を冷蔵庫から出す直前、オーブンを190℃に予熱しておく。
- 寝かせた生地を冷蔵庫から出し、レモン汁を加えて混ぜる。レモン汁、結構多めに入るので、焼く直前に入れないと生地が分離する気がして……。
- 型の8分目まで注いで170℃に下げたオーブンで20分前後焼く。
ブリキのレモン型は20分できれいな焼き色が付きましたが、スチール+シリコンのマフィン型は色づきが悪い……。
- レモン型がいい感じに焼けたので、ここで焼き終了にします。焼き上がった生地はすぐに型から外して冷ます。
左端の2つ、焼き色がほとんどついていない。中まで火は通っているんですよ。オーブンの熱ムラの問題か、型が薄手ということが関係しているのか……。 - 生地が完全に冷めたらコーティング用チョコで上面を覆って固め、できあがり。刻みピスタチオもあったのでちょこっと載せてみました。
こんな感じでドプッとケーキを浸してチョコを付ける。
裏面のコブのせいで座りが悪い。
固まったら完成です。
黄色いチョコじゃないけどレモンケーキができた
これは出来立てよりも翌日以降が美味しいお菓子なので、タッパーに入れて冷蔵庫に置いて寝かせてから食べます。
翌日。
着色料がないので普通のホワイトチョココーティングですが、ちゃんとレモンケーキができました。
縁はしっかりしているのに割るとほわっと柔らかく、レモンの皮の香りぷんぷん。
とても甘く、ほのかに感じるレモン汁の酸味が美味しいレモンケーキです。ホワイトチョコのコクのある甘味がまたレモンの香りに合う。
飲み物が欲しくなるほどパサパサ……とはいきませんでしたが、コーヒーや紅茶にぴったりですよ。
外は雪がちらついていますが、夏の味です。暖房が効いたお部屋で食べるのが何だか不思議な感じですね。
見栄えが良いし日持ちするので贈り物にも!
このレモンケーキは簡単だというだけではなく、それほど手にべとつかないし、日持ちするし、持ち運びしやすいし、一つのサイズがちょうどいいしで、贈り物に向く焼菓子です。見た目もかわいいですしね。
しかもパウンドケーキなどよりも使うバターが少ないのでコスパもよし。上のチョコはアイシングに差し替えたっていいんです。
クッキーよりも特別感があって、でもパウンドケーキよりも気軽に作れるお菓子だと思うので、機会があれば是非作ってみて下さい。レモン型でなくても、マフィン型があれば作れます。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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