少し前から美味しい卵を求めて色々な養鶏場や直売所を訪ねていますが、最近は地震等の影響で遠出も控えがちに。
それでも卵の味がよくわかる料理には美味しい卵を使いたいという欲は衰えず、札幌市内で買えるいい卵を求めるようになりました。
いつも利用するのはコープさっぽろの「ご近所野菜」コーナーです。ここでは道内各地の平飼い卵が揃えられていて、いつ行ってもどこかしらの卵が手に入るのです。
今回は、「北海道夕張岳高原ファーム」というところの卵です。
中央食鶏という企業の卵
検索してみると、北海道夕張岳高原ファームという農場は出てきません。
代わりに「中央食鶏」で検索すると、三笠市の企業が出てきます。どうやら、食肉用としての鶏を取り扱っている模様。
卵に関しての情報は出てきませんでしたが、鶏を扱うという点から、卵の品質にも信頼がおけそうです。
ただ、パッケージには「有精卵」とは書かれているものの、平飼いという表記は無かったです。
でも、平飼いでなく有精卵を生産することは考えにくい(養鶏の知識があまりないですが)ので、平飼いなのかな?
そもそも昨年あたりのコープの記事で「平飼い卵の取り扱い開始」とあるので、あの棚に置いてある時点で平飼いと考えるのが自然ですかね。
お値段は安かったです。6個で260円というのはかなり安い方。札幌で平飼い有精卵を買ったら、大体1個50円以上するもんね。
アニマルウェルフェアって?
ところで、パッケージに書かれている「アニマルウェルフェア」とは何ぞや……と思い調べてみると、「動物福祉」という意味のようです。
いずれ人がその命を頂く牛、豚、鶏などの産業動物であっても、育てている間はストレスなく健康的な生活をさせるという畜産の在り方を言うそうです。
動物が受ける苦痛を最小限に抑えることを目指すのがアニマルウェルフェアということですね。
確かに、平飼い養鶏、特に有精卵を精算するためにはオスメスの鶏が一緒に暮らし、自由に歩き回って生活しますもんね。それは生き物の自然な状態に近いものかもしれない。
このような養鶏がアニマルウェルフェアか、納得がいきました。
目玉焼きにして食べる
さて、早速卵を調理して、ありがたく頂きます。
今回はシンプルに目玉焼きに。
殻はそれほど大きくなく、M玉くらいでした。割ってみると、ワーオ、黄身がオレンジ色。
これをじっくり、黄身の表面に膜が張るくらいまで焼いて、丼にします。
付け合わせはいんげん炒めと椎茸みそ。
画像加工が入っていますが、そのせいだけではなく、肉眼で見てもかなり美味しそうな色味の目玉焼きです。
黄身を崩して醤油をほんの少し。
温まった黄身の香りが醤油と混ざって、とてもご飯に合う!醤油のせいか生臭い感じはありません。
じっくり焼きしたため、黄身の下部にかなり火が通って固まっているのですが、それがまた濃厚で美味しい。
白身はぷりぷりで味があります。最近安売り卵を食べることが多かったのですが、それらの水っぽさが無いです。白身だけでもいける味。
残った卵もほとんど目玉焼きにして食べてしまいました……。それくらい美味しい目玉焼きです。
黄身の色が濃いのはダメなことじゃないよね
これだけたくさんの卵を食べていると、感想もワンパターンになりがちですみません。
でも、この中央食鶏の卵に言えることは、黄身がきれいな色で、それだけで美味しそうだということ。
よく、色が薄いのが本物の良い卵だ、オレンジ色の黄身は餌から着色しているせいだ、という話を聞きますが、鶏の健康に害のない飼料であれば、黄身の色を濃くするのは悪いことではないと思います。
栄養の偏りなく、パプリカとかとうもろこしとか南瓜とか、カロテンの高い野菜を与えているなら問題無いと思うのですが……。
どうなんでしょ。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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