おすすめエッセイ本 文化出版局「おばあさんの知恵袋(桑井いね)」

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本

こちらの「おばあさんの知恵袋」という本をご存知の方、いらっしゃるでしょうか。

昭和50年前後に東京新聞で連載されていた記事をまとめて単行本にしたものです。

初版のものが実家にあったのですが紛失してしまい残念に思っていたところ、先日たまたま復刻されたものを入手できました。

こちらの本には特別な思い入れがあるので、ご紹介させて下さい。

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文化出版局「おばあさんの知恵袋(桑井いね)」

こちらの本は、昭和50年頃すでにおばあさん(という設定の)桑井いねさんが若かりし頃に伝え聞いた生活の知恵や思い出話が中心になっています。

今とは異なりガスや水洗トイレなどが設置されていない家が多く、家電も普及していない時代にどうやって家事をやり繰りするかというアイデアや、今は薄れつつある季節ごとの楽しみ方などについても書かれています。

パッと見、ノンフィクションのエッセイに見えますが、実は著者の桑井いねさんは架空のおばあさん。

実際は恐らく当時50代くらいであった家事評論家の西川勢津子さんが執筆されています。現在、90歳を超えているはずですが、まだご存命なのでしょうか。wikiを見る限りでは亡くなったという記載はありません。

西川さんのお母さんの話や自分自身の子供時代の経験などをベースに、読者が楽しめるように架空の設定を入れて連載されていたのだそうです。

(桑井いねさんが架空の人物だということは復刻版で初めて明かしたようです。元祖を出版した頃は、書籍が予想外の人気を呼び、桑井いねさん探しで騒ぎになったとか……。)

 

内容は、たべもののこと、くらしぶりのこと、いるいのことなどの大きなカテゴリに分けられ、それにまつわる様々なエピソードを数ページずつの随筆にまとめられています。

一日に少しずつ読むのにちょうど良いボリュームで、初めて手に取った当時からよく読んでいた覚えがあります。

うしろ

初版は昭和51年だから1976年。

これが40年の時を経て、2008年に復刻しました。

今読んでも役立つ情報が満載でおすすめなのですが、このご時世にそんな細かいことやってられるか!という声も出そう。

今は何でも時短、時短、手抜きって言うな!時短!時短!ですもんね。

10年前だから、専業主婦は社会の敵みたいな風潮になる前の復刻で良かったとも思う。

 

こういう時代もあったんだな、と思って読んでもいいかもしれません。

個人的な思い出

私は昭和50年代後半生まれ、つまり書籍の出版よりも遅い誕生なのですが、母の本棚に料理本などに混じって並んでいたことから出会うことができました。

初めて読んだのは10歳くらい、ちょうど児童書に飽きてくる年頃です。

そこから家事の奥深さにハマり、今に至る……という。

今流行りの「丁寧な暮らし」なんていうシャレたものではなくて、手間を惜しまず生活を充実させようという、泥臭くて実践的な知識を子供のときに得ることで、今の私の生活スタイルができたのかもしれない。

いや、手抜きをしていないわけではないんですが、家事をイヤイヤやるんじゃなくて、その先の快適ライフを想像しながらこなせる思考を持っていると自負しています。特に料理。

 

自分語りはここまでにしまして、この「おばあさんの知恵袋」の中で一番記憶に残っていたのが、「紙卵」というもの。

生卵を紙に包んで火鉢の隅に埋めて作る、ゆで卵のようでまた違った味わいの卵料理。これが気になって気になってしょうがなかった子供時代を思い出しました。水分がほど良く抜けて、固ゆで卵よりも堅く締まった食感になるのだとか。

大人になって、家もお金も自分の采配で使える立場になったのですから、この機会に火鉢を買ってチャレンジしてみるのもいいかもしれない。

昔の人の知識があると、現在の暮らしにも役立つ

便利家電や外注サービスが充実している現在では、モノや技術に不足があった時代の知恵なんて何の意味もないと思われるかもしれません。

でも、災害時などに役立つ知恵もありますし、今作っても美味しい食べ物レシピもあります。

何より、こんな暮らしの上に今の便利な暮らしがあるのだと思い馳せることは、これからの生活を大事にする糧になるとも思います。

 

興味がある方は、本屋さんで手に取ってみて下さい。

 

ということで今回はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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