生理の重さには個人差がありますが、どうやら私はとても重い方のようです。
毎月、生理の1~2日は寝込むくらい痛いのは当たり前。
私だけではなく、そんな生理痛の悩みを抱える女性は多いはず。
痛みに対する処置は色々ありますが、ここでは特に薬による対処について取り上げます。
生理痛の原因
生理痛といえば生理時に起こる痛み全般を指すため、腹痛だけではなく頭痛、胃痛や腰痛なども含まれます。
腹痛の原因は、子宮内膜を剥がし落とすために子宮が収縮して起こる痛みです。
子宮の収縮は生理開始時に分泌される「プロスタグランジン」というホルモンの働きにより起こりますが、このホルモンは隣接する大腸や胃にも影響を与えるため、同時に胃痛や下痢などが起こりやすくなるのです。
腰痛はそれらの内臓の動きに連動して腰の筋肉が動くことと、ホルモンバランスの変化で起こる筋肉の緊張が原因と言われています。肩こりしやすくなるという人もいますが、これも筋肉の緊張によるものですね。
頭痛の場合は大きく二種類に分けられ、ズキズキとした「月経関連偏頭痛」、肩こりから来る「緊張型頭痛」があります。
生理の真っ最中よりも直前に頭痛が来るという人もいますよね。
生理痛を薬で何とかするなら
さて、腹痛、胃痛、腰痛、頭痛と、たくさんの痛みがありますが、それぞれどうやって対処していけば良いでしょうか。
とりあえず鎮痛剤を
とりあえず鎮痛剤を飲むという人は多いと思います。
腹痛だけではなく頭痛や腰痛にも効きますもんね。
イブプロフェンやアセトアミノフェン、ロキソプロフェンなど様々な鎮痛成分が入った市販薬があるので、ご自分の体質に合ったものを使うと良いでしょう。
ちなみに私はイブプロフェンにアレルギーがあるらしく、身体が弱っている時に飲むと蕁麻疹が出てしまいます。
なので、市販でも手に入りやすいロキソプロフェン系の鎮痛剤を使っています。
あまりにも強い腹痛の時にはブスコパンAを飲む
こんなふうに床に倒れ込みたくなるくらい痛い時ってありますよね。
そんな時は「ブスコパンA」という市販薬を飲んでいます。
以前婦人科でブスコパンを処方されたことがあり、それがテキメンに効いたことから市販薬でも買うようになりました。
これ神経に作用して痛みをごまかす鎮痛剤とは異なり、内臓そのものの痙攣を止める働きがあります。
生理痛だけではない胃痛や腹痛にも使えるので大助かりです。
生理予定日の前に下剤で出しておく
便秘の直後の生理痛、きっついですよね。
しかも、プロスタグランジンの働きによって下痢がちになるのに、便秘が栓になってなかなか出てくれないという……。
生理前は黄体ホルモンの働きで体内に水分を溜め込みがちになるため、便からも水分を奪われてカチカチになってしまいます。
このように便秘しやすい時期の数日後は土石流のような下痢なんて、本当に女性の身体は面倒な作りですよ。
私は腹痛で脳貧血を起こして倒れてしまう体質なので、できるだけ生理前のうちに便秘は解消しておくようにしています。
食事や水分摂取などで解消できれば良いのですが、なかなか出ないときは効き目が緩やかなマグネシウム系の下剤を飲むようにしています。
ピンクの小粒のようにドッと来る下痢ではなく、軟便が出るくらいの効果なので、外出予定がある時でも使えるというのが便利です。
腰痛や肩こりには貼り薬が効く
生理中だけ肩が凝る、腰が痛くなるという人は、揉んだり温めたりする人が多いのではないでしょうか。
もちろんそれらの処置でどうにかできるなら良いのですが、どうにもならないときは肩こり用の湿布を貼るという手もあります。
生理時だけの痛みとは言え、結局はその他の肩こり・腰痛と同じく緊張による血行不良で起こるものですから、貼り薬でも十分に効果が出ますよ。
生理痛でも痛みは痛みですよ
今回はここまでになりますが、最後に一つ。
社会に出ると、「生理は病気じゃないんだから」と無理を強要する人がたまにいます。しかも男性よりも女性(多分生理軽めの人)に多い……。
確かに生理痛は何かに異常があって起こるものではないのですが、それでも「痛み」は「痛み」です。
だから、痛いのを我慢して無理すると倒れてしまう人だっているんです。
生理休暇をよこせということではありませんが、社会人をやっている時はせめて痛みがあるつらさを理解してほしいなと思うことがよくありました。
ここでお話しした対処でもどうにもならない生理痛は、我慢せずに休養を取った方が良いですよ!(生理時無理すると次回の生理がさらにきつくなる気がする。体感的に)
もちろん、異常が起きている可能性もあるので、様子がおかしいと思ったら婦人科を受診してみて下さいね!
今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございます!
コメント