並太毛糸と極細ナイロンを引き揃えて靴下を編む

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靴下 手芸
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靴下

もう5月だというのに、手編みの靴下を編んでいます。

理由はただ編みたくて!

 

今、手編みの靴下と言えばopalやregiaなどの輸入ソックヤーンで編むのが主流ですが、昔は純毛並太毛糸と極細ナイロン毛糸を引き揃え、3号の棒針でギッチギチに編むのが普通だったとの話です(母の話なのでローカルルールなのか、そもそも本当なのかわかりませんが)。

今回はそのルールに則って手編み靴下を編みます。

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参考にした本は「手編み靴下研究所」という本

どうせなら毛糸や針の太さだけでなく編み図も昔ながらのものを使いたかったのですが、編み方は口伝で、しかも編み方を知っていた婆さんから引き継いだ者がいないとのこと。

ということで、私が何冊か持っている靴下本の中で一番詳しい「手編み靴下研究所」という本の編み方に沿い編んでいきます(毛糸の太さが違うので、目数や段数は変わりますが……)

この本、基本的な編み方の解説がとても詳しい上に、色々なかかとやつま先の編み方が載っていておすすめです。

まず48目で編んでみる

書籍では色々な毛糸を使っていますが、太さは恐らく平均して合太ぐらいの毛糸だと思います。そして針は4号。

目数は足首部分が一周48目というものです。

とりあえずこれと同じ目数、同じくらいの段数で編んでみます。

ざっくりと編み進めた記録を載せますが、詳しくは書籍をどうぞ……。

 

使用毛糸は家にあった純毛並太とナイロン極細の定番、セーヌクイン。この黄緑色は廃版糸なのか、もうどこのお店でも売っていない……。

針は3号棒針、5本針ですが3本しか使いませんでした。フェアアイル編みに慣れているので3本の方が編みやすいのです。

 

48目作り目。足首から編む靴下はいつも編み始めのキツさが気になるので、ある程度伸縮性のある作り目を採用しました。ダブルツイストループキャストオン、みたいな名前だったかな。

作り目

本当はここで5段ほど一目ゴム編みをするべきなのですが、うっかり最初から2目ゴム編み。このまま35段くらい編んで、

カフス

ボックスヒールでかかとを編んでいきます。

この一目ごとにすべり目させるかかと、本当に丈夫で保温性抜群。靴がきつくなりますが……。

かかと

かかとを編んだら、やはり書籍の通りの段数(36段)編み続け、つま先は両脇から減目して最後はメリヤスとじで終了。

途中

完成

私の25cmの足だと絶対に小さいのですが、とりあえず編み図通りということで編んでみました。

しかし、私の手がきつすぎるせいだと思いますが、まるでルームシューズのような固さ。

 

履いてみると……

履いた

やっぱり小さい。適正サイズとしては大体23cmくらいでしょうかね。

足が小さめな女性なら並太・3号針・48目・甲部分36段で間に合うと思います。

60目で編んでみる

ということで、私の足に合わせて目数を増やして編んでみます。

一気に12目増やし、60目で。

糸はやはり家にあった純毛並太とセーヌクインです。

編み方は上の緑のやつとほぼ同じなので割愛。

紫

足首部分は先ほどと同じく35段。今回は履き口から5段を一目ゴム編みに、以降は表2、裏1のゴム編みにしました。

かかとはやっぱりボックスヒール。

ボックス

甲部分は40段です。

これで履いてみると……。

履いた

わかりますか?相当余裕があります。でもがぶがぶではない!

さっきの緑と比較すると……

比較

緑の方がだいぶきついのがわかります。

 

ということで、25cmの足サイズの人に合わせるなら、作り目60目、甲部分40目というのが妥当なようです。

まとめると

この2足の靴下を編んだ結果、並太毛糸とナイロン極細を引き揃え、3号針で編むなら……

 

23cmくらいまでの足サイズなら作り目48目、甲部分36段

25cmくらいの足サイズなら作り目60目、甲部分40段

 

が適切だということがわかりました。

これより大きな足の人なら、作り目は60のままで甲の段数を増やせばよいと思います。(私は女性にしてはかなり足の幅が広いのです)

足首部分の長さは個人のお好みで、というところですね。

私は編む手がかなりきつい方なので、緩い人ならもっと目数が少なくても良いかもしれません。が、暖かさで言ったらきつめに編む方がおすすめです。

昔は並太毛糸の靴下を編める人が多かったらしい

母の出身地は漁師町ということで、毛糸の靴下が欠かせなかったそうです。

普通の靴下に重ね履きしたうえで長靴を着用する前提ですから、武骨で編地も厚いものが主流でした。

見るからにおしゃれなソックヤーンを使ったものとは別物ですね。

 

並太毛糸は今も昔もどんな田舎の手芸店にもあるし、極細ナイロンも当たり前に何色も置いていたそうです。

海沿いでは冬支度の一環として靴下を編める女性が多かったんですって。今でも愛用者がいるはずなので、廃れてはいないはず……。

 

今回編んだような毛糸の靴下はファッションアイテムとしてはちょっと……ですが、冬の室内履きとしてはかなり優秀です。洗えるし。

これからも来冬に備えていくつか編んでおこうと思います。

 

ということで今日はここまで!

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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