風工房先生の「アラン&ガンジーニット」より、2週間ほど前から編んでいるガンジーVネックセーターが一応完成したので載せておきます。
「一応」と付けるのは、毛糸不足でセーターにはならなかったからです……。
編み始めの様子はこちら↓

アラン&ガンジーニットからの編み物記録はこちら

前後身頃が完成しました
まず、今回編んだものは書籍に掲載の毛糸「パピーシェットランド」ではなく、母が頓挫した毛糸セットの中に合った「カネボウ毛糸 中細」というもの。
中細なので2本取りにしています。
前回は後ろ身頃の完成まで編み終わっており、次は前身頃。
前はVネックなので編む量が少なく、後ろ身頃よりも早く終わりました。
また、このセーターは縄編みが2本しか入っておらず、縄編み針に持ち替える回数が少なかったのも早く編めた理由だと思います。
糸始末もスチームアイロンもかけていないので、くしゃくしゃのボコボコです。
残り毛糸があとわずか→袖なしベストにしてみる
この前後身頃完成の時点で、残っている毛糸は一玉半ほど。これでは両長袖は編めない。
昔の毛糸なので買い足しはほぼ不可能……ということで、苦肉の策でベストにすることにしました。
ベストにするには腕ぐり(袖ぐり)が狭い気がしますが、どうなることやら……と、糸始末して前後身頃をはぎ合わせます。
ここで疑問!書籍には「かぶせ引き抜きはぎ」という指定が。
かぶせはぎも引き抜きはぎも調べれば出てくる、でもこの二つが合わさったものとは?
色々調べて、そして考えて、前後身頃の目をそれぞれかぶせて目数を半分にして、そこからかぎ針で引き抜きはぎすると解釈しました。合ってる?
まず前後の対応する目にかぶせる。
そしてかぎ針で引き抜きはぎ。
できあがりはこんな感じに。
なんだか丈夫そうなはぎ目になりました。
ここからVネックを2目ゴムで編むのは書籍通り。
そして腕のところは合計96目拾い目して、やはり2目ゴム編みしてみました。
最初110目くらい拾い目して編んでみたら多かったので、減らした次第です。
スチーム掛けしてみる
ニットの仕上げは、ここで完成とする人、一度水通しする人、スチーム掛けする人など、いろいろな流派があるようです。
私は洗う必要がある毛糸を使うことが多いのでいつもは洗剤で洗ってピン打ちして乾かしますが、この毛糸は洗う必要は無さそう。古い毛糸だけど臭いもないし、くしゃみなども出ない。
襟ぐり腕ぐりがくしゃくしゃして着にくいので、縄編みをつぶさないように軽くスチームをかけます。
スチーム前↑
スチーム後↓
…………なんか、変わりました?
よく見ると、Vネックがビラビラしていたのが落ち着いています。
しかし、アイロン台がいっぱいになるほどの大きさ。
もしかして大きく編みすぎた……?と心配になったので試着してみる。
自撮りに慣れていないので、画像が乱れていて申し訳ない。
丈はちょうど良い。
肩幅は男性並みの私にジャストなのですが、やっぱり腕ぐりが狭い。ゴム編みを10段でなく7段くらいに減らせばよかったかもしれない。
ベストを編む時はもう少し腕ぐりを大きく取りますもんね……。
このあと、腕ぐりを広げるようにもう一度スチームアイロンをかけて、伸ばしました。
胴体は余裕があり、厚手のシャツを中に着てもいけそうな感じです。
ただのメリヤス編みではなくガンジー模様なので伸縮性があり、余裕があるのにがぶがぶには見えない。
苦肉の策のベストでしたが、これなら長袖セーターに比べ春先にも使う機会がありそうなので、良かったかも。
結果オーライ!
不足の理由:指定外毛糸、ゲージ大きめ
しかし、なぜ毛糸が足りなくなったのか。
まず、指定毛糸でないということ。
書籍では指定糸(並太相当)で490g使用。私が用意したのは指定でない中細毛糸、530gくらいだったと思います。
中細の2本取りでは一般の並太よりも重くなりますよね、そりゃそうだ。
また、私は標準のレディースよりガタイがいいので、肩幅や胴に余裕を持たせるために書籍より2号太い針で編んでいます。(書籍のゲージより少し大きい)
これらの条件変更から、書籍にある必要重量490gよりも毛糸を食ってしまった可能性があります。
使用毛糸が多くなること自体は買い足しなどで対処できますが、今回のように廃盤毛糸を使うときは一段、一模様編むごとに残量に焦りますね。
もともと私は指定でない毛糸を使いたい派なので、今後はもっと重量に余裕を持って用意したいと思います。
もうセーターは間に合わないか
ベストが編み終わり、次は何を編もうかと考えています。
この冬のうちに編むつもりの毛糸をたくさん買ってしまったのですが、もはや冬物セーターは間に合わない時期……。
靴下か、春ニットか、それともブルガリアスカートを再開するか……。
また何か編み始めたら記録としてここに残します。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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