久々にスペルト小麦のパンを焼きます。理由は、手持ちのスペルト小麦の在庫処分。
最近普通小麦やライ麦粉のカンパーニュが上達したような気がするので、試しに扱いづらいというスペルト小麦粉で、同じ方法でやってみたら、高加水でもとても美味しくできました。
それで、チョコ、くるみ、オレンジと、好きなものばかり入れて焼いたところ、これが大成功!
今まであれこれ工夫してたのは何だったの……というくらいシンプルな作り方でできたので、そのレシピをご紹介します。
あまりこねないスペルト小麦カンパーニュ オレンジチョコくるみ入り
これまで、手ごねやHBを使ってしっかりこねてスペルト小麦パンを作っていましたが、バゲットや普通のカンパーニュのように、あまりこねずに寝かせ時間を長く取る方法でも上手にできることがわかりました。
今回、かなり具が入りますが、それでもしっかりふくらんでくれたので、どんな具を入れても、具なしでも応用がききそうです。
使用しているスペルト小麦粉は北海道産です。外国産のは使ったことがないので比較できないのですが、道産スペルト小麦粉、美味しいです。
材料
スペルト小麦粉(全粒粉) 300g
水 240ml(コントレックス45+軟水195ml)
モルトエキス(水に混ぜ込んであります) 1.5g
インスタントドライイースト 1.2g
塩 6g
くるみ(煎って刻む) 60g
洋酒漬けオレンジピール 60g
粗く刻んだチョコレート(苦めのやつ推奨) 100g
打ち粉(スペルト小麦粉)
作り方 室温26℃でやってます
- モルトエキスを混ぜ込んだ水にスペルト小麦粉、インスタントドライイーストを入れ、ゴムベラで粉気が無くなるまでざっくり混ぜる。
このまま30分オートリーズ。 - 塩を混ぜ込み、塩の粒が溶けて手に感じなくなるまでこねる。表面がぼそぼそのままで大丈夫です。
これをさらに30分置く。 - 打ち粉をした台に生地を薄く広げ、具を散らす。水分80%でもドロドロにならず、ちぎれず薄くのびます。
これを畳んでひとまとめにして、ボウルに戻す。
- 30分後に一度パンチして、もう30分室温に置きました。室温が高いのでだいぶ発酵しています。
- これを打ち粉をした台に移し、楕円にまとめて布を敷いた発酵かごに入れ、冷蔵庫で12時間発酵。
↓12時間後
冷蔵庫でもしっかり発酵しています。溢れんばかり。 - (今回はcottaの鍋を使います)オーブンにcottaの鍋を入れて280℃に予熱しておく。余熱が完了したら生地を冷蔵庫から出してクープを入れる。
クープを入れたら生地が「しゅん!」ってしぼんでしまった……。 - 予熱した鍋に入れて、蓋をして250℃に下げたオーブンで15分焼く。
- 15分後、240℃に下げ、蓋を取って20分焼いてできあがり!
具入りなので、普通のカンパーニュのようにクープがぱっくりといかなかったけれど、ちゃんと高さも出てしっかり膨らみました。
スペルト小麦とチョコの香りが香ばしい。
ちょっと冷ましていただきまーす
手で触っても熱を感じないくらいまで冷ましてカットしてみました。
まだ内部に少し熱が残っていて、チョコが溶けている。
でも水分多めの割にはしっかり膨らんで、具が下に沈むこともなく、ちゃんとできたと思います。
食べるとスペルト小麦そのもののチョコ、くるみの香ばしさ、オレンジの爽やかさが飛び込んできて、いい!すっごく美味しい!
天然酵母ではなくイースト発酵のカンパーニュですが、粉の味が強いおかげかしっかり食べ応えがあって、思った以上に良い出来でした。
成功です!
cottaの鍋はもう欠かせない

こちらの記事で書いたcottaの無水鍋を今回も使用しています。これが本当に良くて、今では我が家に欠かせないキッチンツールとなっております。
鍋として煮物焼物に使うことはほとんどないのですが、やっぱりパン、特にハードパンを焼くときはこの鍋があるのと無いのとでは出来上がりが段違いです。
ハードパンをよく焼く方で、買おうかどうか迷っているなら、おすすめですよ。
ということで今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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