生パスタって、パスタマシーンが無いと作れないと思っていませんか?
実はそんなことはありません。
体力と根性があれば、意外と簡単に作れるんですよ!
今回はそんな生パスタを作ります!
デュラム・セモリナ粉を使用します
生パスタは普通の強力粉でも作れますが、やっぱり手に入るならデュラム・セモリナ粉を使用したいところ。
札幌だとカルディ、ジュピター、富澤商店や大槻食材などに置いています。ただ、普通の小麦粉より安くないので、頻繁にパスタを打つ人は通販が良いかもしれません。
こちらのお店は安価な上にメール便で発送してくれるという、とてもありがたいお店です。次回はこちらを利用しよう!
私は普通の強力粉とセモリナ粉、両方で生パスタを作って食べたことがありますが、両者の違いは、もちっとシコッとした食感と、うま味の強さにあると思いました。セモリナ粉の方が腰があり、うま味が強い。
ただ、延ばしたりなんなりの加工のしやすさは普通の強力粉の方が上かな。
ということでパスタを打っていきます。
生パスタの材料はとても単純で、粉100gに対して卵1個、そして塩1g強が一人前。これを2倍、4倍して人数に合わせて作ります。
今回は、一袋400gを全て使用します。
ちなみに卵はM玉。大玉だと生地が緩くなってしまうので、ご注意を。
セモリナ粉に塩を混ぜ込み、卵を割り入れて手で混ぜます。
本当は溶き卵を入れた方がむらなく混ざりそうなもんですが、卵を直接割り入れる方が雰囲気出ますよね。
清潔にした手で卵を崩しながら混ぜていく。
3分ほどで一塊になります。ここからさらに15分くらい、体重をかけて押し付けるようにグイグイ捏ねていきます。
15分後↓
セモリナ粉は粒子が大きくざらっとしているので、パン生地のようにつるりとはなりません。
ひとまとめにしてラップにくるんで、冷蔵庫で2時間以上置きます。
袋書きには30分以上と書いていましたが、それでは足りないです。なので、2時間以上、できれば一晩を推奨します。
常温に置けばもっと時間がかからないと思いますが、なんせ生卵が入っているので常温放置は怖いですよね。
寝かせている間にソースを作りましょう。
今回は普通のトマトソース。トマト缶、塩、こしょう、玉ねぎ、にんにく、赤ワイン、ハーブ類で作ります。
冷凍分も作ったので、量が多いです。トマト缶2つで6人分くらいできます。
さあ、寝かせが終わった生地を伸ばしていきます。
こね台をきれいに拭いておきましょう。
ここに打ち粉(普通の強力粉)を多めに振り、生地を置きます。
麺棒にも粉をまぶしておきましょう。
そして生地を4~5等分にします。これは伸ばしやすい量なら何等分にしてもOK。
そしてさらに粉を振った台で、1mmくらいの薄さになるように楕円に伸ばしていきます。
腰があって硬いと思いきやこれが意外と伸ばしやすく、千切れにくいので薄くするのも難しくない!
これを布の上などに広げて15分ほど乾かします。乾麺を作るためではなく、切る時にくっつかないようにするためです。
場所が足りず、きれいに並べられませんでした。
15分置いた生地にさらに打ち粉を振り、蛇腹に折りたたんで切っていきます。
今回はフェットチーネを作りたいので1cmくらいの幅に切ります。
耳の部分がどうしてもまばらになりますね。
切った麺はまっすぐにして布の上に置いて、やはり少し乾かします。ワイヤーのハンガーにかけておいても良いそうですよ。
今回は半分強を切り、残りは四角く切ってラザニア用に冷凍します。
くっつき防止のためにオーブンシートに挟んで、ジップ袋に入れて冷凍。
さあ茹でます。たっぷりのお湯にゆで塩を入れ、グラグラに沸いたところに麺を一気に入れます。
そして、浮き上がってから1~3分でゆで上がります。
私は生パスタは長めにゆでた方が好きなので、3分近くで引き上げました。
これをさっきのトマトソースに絡めて食べます!
トマトソースだけではやはり寂しく、なすとソーセージが入っています。
味見しよう
粉チーズをたっぷりかけて頂きます。
きしめんのような幅広の麺が、スパゲッティとは違った美味しさを出しています。
トマトソースが絡みやすくて、食べやすい。
卵が入っているので、麺にとても味がありますね。
麺が幅広のおかげで風味と味を強く感じます。オイルソースよりも、トマトやクリームソースの方が合うでしょうね。
あっさりしたソースならきっと麺に負けてしまう。
手間をかけた甲斐があったと思える美味しさ!!そしてごちそう感!!
誰かが来る時のおもてなしにも使える料理になります。
冷凍したラザニア用の生地も、近日美味しくいただく予定です。
フェットチーネ以外のパスタも作れる
生パスタの種類には、ラザニア、ラビオリ、キャンディの形をしたカラメッレ・ディ・パスタやギターの弦のようなワイヤーでカットしたキタッラなど、色々なものがあります。
今回は調理しやすくフェットチーネにしましたが、生地は同じなので、これらのパスタもチャレンジしたいですね。
以前カラメッレを作った時は見栄えが良く、かなりウケが良かった!!ラビオリの具を四角い生地に包んで、飴のように両脇をひねるだけなんですけどね。
ということで、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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