スパイシーな料理が食べたい、でもカレーではないものがいい……。
と思って色々調べていると、ジャマイカの料理「ジャークチキン」というものに行きあたりました。
レゲエとラムとブルーマウンテンの国、ジャマイカ……。なんとなく地球儀を指さしてみる。
食べたことはないけれどなんだか陽気で美味しそうだったので、作ってみました!
オールスパイス主体のミックススパイスに漬け込むジャークチキン
「ジャーク」というのはジャマイカの伝統的な調理法で、肉をスパイスに漬け込んで加熱調理する方法を指すそうです。
そこで使うのが「ジャークスパイス」なのですが、これを紹介しているサイトではどれも配合が違うし、使用するスパイスの種類も様々。
ウィキペディアの英語版で「主な材料はスコッチボンネットペッパーとオールスパイス」という表示を見つけたので、これを軸に作ってみます。
スコッチボンネットペッパーというのはハバネロと同じくらいの辛さの唐辛子だそうですが、手に入らないので実家栽培の激辛なんばんを入れます。
あとは、ウィキに記載のクローブ、シナモン、ネギ(玉ねぎ)、ナツメグ、タイム、ニンニクなどに加えて、S&Bのサイトにあるレシピなどを参考にします。
材料
【ジャークスパイス】
オールスパイス 4g
ナツメグ 0.5g
クローブ 0.5g
シナモン 1g
タイム 2g
激辛なんばん 2g
ドライローストオニオン 2g
ドライローストガーリック 2g
黒こしょう 1g(写ってないけど、ミルから直接挽いて入れました)
クミン 1g(これも写っていない)
きび砂糖 5g
塩 10g
今回、家にあるもので間に合わせたので、パウダーとホールスパイスが混在しています。
【ジャークチキン】
鶏むね肉 2枚
レモン汁 1/2個分
上記のスパイスの1/3~1/2
ジャークスパイス作り方
固形のものは薬研で挽く。
粒の大きいものから順に入れていくと楽です。
ホールスパイスが全て粉になったら、粉末状のスパイスと塩、砂糖を混ぜ込む。
すぐ使わない場合は瓶などに入れて保存する。
この状態でちょっと味見すると、スパイスの粉っぽさの中に強めのにんにく味、甘じょっぱ味。
カレーとは違うけれどスパイシーな味です。これは鶏肉に合いそうだな!期待大!
ジャークチキン作り方
- 鶏むね肉をサッと洗って水けを切り、一枚を4~5等分くらいのそぎ切りにする。
- 切った鶏むね肉にレモン汁とスパイスを揉みこみ、袋に入れて冷蔵庫で半日~一日寝かせる。
- 今回は正午→20時までの8時間寝かせました。
- 漬け込んだ肉をスパイスを絡めながら天板に並べ、オリーブオイルをかけて200℃のオーブンで20分焼く。ついでに適当な野菜なんかも焼くと付け合わせになります。
↓
結構縮んだな……。 - 焼けたらくし切りレモンや付け合わせ野菜とともに盛り付けてできあがり。
ジャークチキンの味はどうなのよ
こうしてできた、妄想ジャークチキン。焼き上がりはすっごくいい香りです……!
夕食なのでなんとなくご飯に合わせましたが、パンの方が好相性だったかもしれない。でもwikiの写真ではライスが添えてあるし、ご飯がダメってことはないだろう……。
鶏むね肉なので多少パサッと感はありますが、砂糖と塩を揉みこんだおかげかジューシーさもあります。
実家産の激辛なんばんもいい仕事しています。ヒーヒー言うほどではないが、ホットな辛さ。
そしてスパイスの味と香りよ……。オールスパイスのほろ苦さとタイムのあの漢方っぽい香りが効いている。そこににんにく玉ねぎのパンチとレモンの爽やかさがいい感じです。これは飯よりパンより酒だろうな……。
とても美味しくできました。冷めても美味しそう……と思ったら、全く残りませんでした。
鶏むね2枚で2食分ってところでしょうかね。
寒い季節に暑い地方の料理を食べる
この手のスパイシー&辛い料理は暑い季節に食べたくなるものですが、寒々とした今時期に食べても、身体がホットになっていいものですね。
でも、夏に作って野外で焼いて食べても美味しいだろうな……。
来年の夏はBBQなどできる状態にあるのだろうか。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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