生麺から焼きそばを作るにはどうすればいいのか

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料理・食べ物考
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ラーメン用の生麺で焼きそばを作ってみた記録と結果発表です。

ラーメンはスープ、具などの専用食材が必要ですが、焼きそばはちょっとのお肉(ハムでもいいね!)と常備している野菜、あとはオタフクソースがあればさっとできてしまうので、麺が兼用できれば良いのでは?!と考えて色々試してみました。

 

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きっかけ

うちの近くのスーパーではラーメン用の生麺が安く売られています。

賞味期限も一ヶ月くらいとかなり長めなので、買い置きすることが多いです。

でも、一回に数袋買うと使うのを忘れて賞味期限が迫ってしまったり、スープの素もラーメンにできるような具も無い……という時に、焼きそばにできればいいじゃん?!と閃いたのがきっかけです。

 

生麺をそのまま炒める

絶対ダメだろ……と思いながら、一食だけ残りがあった時に自分の昼食用にやってみました。もちろん結果は失敗。

 

まず、フライパンに油を引いて麺をパリパリに焼くところで躓いた。

麺の水分が少ないことと、澱粉に熱が入っておらず弾性が無いということから、この時点でボロボロに千切れてしまいました。

ここでつまむと、粉っぽい出来損ないのベビースターでしかなかった……。

この時点で失敗だと気付いたので、フライパンに油をドボドボ足してバリバリの揚げ麺を作る方にシフト。

 

入れるつもりの具は炒めた後にスープの素と水を入れて煮て片栗粉でとじ、バリバリ麺にかけて皿うどんとして頂きました。

皿うどんにはウスターソースが合う……。

ゆでて炒める

次は、いつもラーメンを作る時と同じくゆでてから湯切りしてチャレンジ。

後から炒めることを考えて、気持ち固ゆでです。

 

これも結果的には失敗でしたね~。

水洗い等していないので、ぬめりがフライパンで煮詰まって麺にまとわりつき、箸でほぐしてもほぐしても団子のまま……。

無理やり焼き目を付けたら、ぬめりが薄い膜状になって「羽根付きラーメン」になってしまいました。

 

この日は、具にとろみを付けてあんかけ焼きそばとして頂きました。

前回の皿うどんよりは焼きそばに近い仕上がりだったと思います。

でも、かん水臭さが際立つ感じだったので、二度とやることは無いでしょう……。

蒸す

今まで面倒くさくて目を背けてきたけれど、実は焼きそば用の麺は「蒸し麺」だということはわかっていたのです。

つまり、蒸せばイケるということだろうと考えた私は、生麺を蒸気の上がった蒸し器に入れ、10分くらい蒸してみることに。

 

蒸しあがった麺は、ゆで麺よりも多少粉っぽさが無くなり、ツヤがあるように思いました。

ちょっと固いな~と思いながらも、これをいつも通り焼いてソース焼きそばに。

 

見た目はよくある焼きそばっぽいのですが、食べた感じはどうも美味しくない。

かん水臭い、そして粉っぽい。

何だかアルデンテな感じ。

 

「蒸し麺でやったのに、何故だ!」と思って調べてみると(最初から調べないのか)、蒸した後にゆでて水で締めるのが正しい蒸し麺の作り方と知って愕然!

蒸してからゆで、水で締める

と、いうことで、先ほどのように蒸し麺を作り、それを沸騰したお湯で1分弱ゆでて冷水で洗って締めるという工程で再チャレンジ!

 

本来、袋に表記されているゆで時間は2~3分。

でも、蒸してある程度火が入っていることを考えて、表面の粉を落とす程度の時間にしました。

博多ラーメンでいうところの「粉落とし」ですな。

これを水道の冷水(2月のことなので水道水が超冷たい)で洗い、麺がしっかり締まったのを確認して、油を絡めてから(これは調べた)焼きそば作り。

 

結果。

これぞ焼きそば。

○ちゃんの焼きそばにも負けないくらいの「ザ・焼きそば」が出来上がりました。

やっぱり「蒸す+ゆでる+水で締める」が最適な手順だとわかりました。

ゆでてから水で締める

でも、イチイチ蒸し器を出して、ゆでる用のお湯を沸かして、そのうえ焼きそば用のフライパンを用意するなんてのは代替メニューとして現実的ではない。

洗い物も増えますしね。

そもそも、麺類は洗い物を出したくないときによく作るので、これでは出番自体が無くなってしまいます。

 

では、麺を固めにゆでてから水で締めてはどうかと考え、試してみました。

家で乾うどんを使って焼きうどんをする時にはこの方法で問題無かったので、きっと大丈夫だろう!

 

いつものラーメンと同じようにお湯を沸かし、ゆで時間は袋に記載の2分で固めにゆでました。

そして手をじんじんさせながら冷水で洗い、油を絡めて焼きそばに。

 

「蒸す」という大事な工程を省いているにもかかわらず、味にはそれほど遜色ありませんでした。

固めにゆでたとはいえ、「蒸す+ゆでる+締める」と比較するとちょっと柔らかめの仕上がりでしたが。

オタフクソースの力も手伝って、かなり美味しく頂けました。

結論

ご家庭で残った生麺を消費するために焼きそばを作るなら、「ゆでる+冷水で締める」が適切のように思いました。

味は「蒸す+ゆでる+冷水で締める」が一番でしたが、蒸し器を毎回出しては洗うなんて、焼きそばのような簡単メニューにはそぐわないですよね。

 

「ゆでる+冷水で締める」は、蒸すよりもお湯の中に滞在する時間が長いので食感が柔らかく、時間を置くとのびやすいという欠点があります。

でも、ソース焼きそばだったらそんなジャンクな感じも美味しさのうちと思えるので良しとします。

 

色々試したおかげで、今後は一袋(3食入り)69円の時に生麺を買いだめできます。

しかし、失敗作でもそれなりに食べられた私は、きっと一般よりも焼きそば好きなんだなと実感しました(笑)

 

生麺が余っているという人、「ゆでる+冷水で締める」試してみて下さいね。

コメント

  1. 麺屋さん より:

    その調理方法は生麺の意味ありますか?
    生麺の良さを活かせてないですよね?

    • yurukurashi より:

      麺屋さん様

      コメントありがとうございます。

      仰る通り、味重視で考えると、この調理法では市販の蒸し麺ではなく生麺を使うの意味があるかと言えば……、無いかもしれません。

      本文にある通り生の中華麺が安い、蒸し麺より日持ちするという理由から、ラーメンばかりでなく焼きそばにもできればいいなという程度の動機で試した記録です。

      味重視だともっと良い調理法があるのですね。

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