とても珍しい、北海道産のパスタ用小麦粉「ルルロッソ」。
少し前にこれでパスタを打ってみましたが(そのときの記事はこちら)、シコシコで小麦の味がしっかりして、美味しいパスタになりました。
あんまり美味しいので、すかさず2kg買い足してしまいました。
このルルロッソを買ったサイトによると、パスタだけではなくパンも焼けるとか!
どんな感じになるのかとても気になったので、食パンを焼いてみることにしました!
道産パスタ用小麦「ルルロッソ」で焼く食パン
今回のレシピはルルロッソの生産地、JA南るもいのサイトにあるレシピ集から、自分好みに少しアレンジして作っています。
ルルロッソは麺になったものなら割と手に入りやすいですが、粉はJA南るもいか通販でしか手に入りません。
材料(1斤分)
ルルロッソ 250g
インスタントドライイースト 1.5g
砂糖 13g
塩 3.5g
スキムミルク 12.5g
バター 12.5g
水 195ml
※1斤食パン型には油を塗っておく。
作り方
- ルルロッソに塩、水、バター以外の材料を混ぜ込み、水を入れてひとまとまりにしてから30分間オートリーズを取る。
ルルロッソはデュラム小麦粉よりも色が白っぽく、普通の小麦粉に近い。
また、吸水がいいのか、普通の食パンより多めに水を入れてもそれほどべたつきません。 - オートリーズ完了後HBのパンケースに入れて15分こねる。途中、5分ほどこねた時点でバターと塩を入れる。
- こね完了。びよーーーんと伸びますが、ぶちぶち切れる感じではありません。
- 記事をひとまとめに丸め、タッパーに入れて蓋をし、1時間室温(27℃でした)→5時間野菜室発酵。
- 室温が高かったせいか、それともイーストが多かったのか、野菜室発酵が完了後、タッパーの蓋が持ち上がるほど膨らみました。スーパーキングでパンを作る時もこんな感じだった……。
発酵した生地は打ち粉をした台に移し、2等分して丸めて40分ベンチタイム。 - ベンチを取った生地を巻き成形で成形して型に入れ、型の8分目くらいになるまで二次発酵する。
↓
90分で二次発酵完了。
- 200℃に予熱したオーブンで28分焼く。今回は蓋をしない山食にします。
焼き上がりはこちら。すごくきれいに焼き色が付いた。ちゃんと膨らんでよかった。
焼き上がったのは夜の12時近くだったので、翌朝まで冷ましてからスライスして食べます。
断面はこんな。今回はふくらみやすいように成形時にゆる巻きにしたので、気泡が大きめです。
香りは「The・小麦!」という感じ。普通小麦の普通の食パンの香りと全く変わりない。
食感は過剰にもちもちせず、ふんわりしています。パスタがもちもちになるのでパンもそんな感じかな、と思いましたが、そんなことはないんですね。
水分が多いレシピの割に軽い。ふかふかしている。
味は小麦のコクというか、たんぱく質の味というか、素材の味が生きている感じです。長時間発酵なのでうま味を引き出せているおかげもあるかもしれない。
最近は、プレーンな食パンはキタノカオリやヴァンドゥノールで焼くことが多かったので、それに比べると何だか野性的な印象です。
いわゆる「お菓子っぽい香ばしさや甘さ」というのがあまり無いので、食事にぴったり合いそうなパンですね。サンドイッチが良さそうだな。
ルルロッソでもちゃんとした美味しいパンが焼けることがわかりました。
シンプルに食パンを焼きましたが、フォカッチャやチーズなどを入れた塩系のパンも合いそうな感じ。2kgの大袋で買ったから、また別なパンも焼いてみます。
ルルロッソの可能性をもっと確かめたい
硬質の小麦粉ということは、ルルロッソは外国産の小麦粉に近いということでしょうか。
今回生地をこねていて、オーションでパン作りしたときの感じに似ているなと思いました。
また、焼き上がりがしっとりふんわりしたことから、やっぱりオーションに似ている気がする。
もしかしたらかん水を入れて中華麺を打ってもいい感じにできるかもしれない。二郎の麺のようなゴリゴリのやつが打てるかも?!
せっかくルルロッソがたくさんあるので、パンも麺もお菓子も、色々試してみます。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント