思えば5年前にこのブログを始め、ついに今日で5周年。よくやったもんだ。
ということで、今日は雑談です。
このブログ自体雑記ブログですが、今日はそれに輪をかけて取りとめもない話。
本日のテーマは「ロマン」!ここだけ読んでぞわっとした人は、速やかに退室されることをおすすめします。
本当にどうしようもない話ですが、お暇な方はお付き合いくださいませ。
※注:男のロマン的な内容に寄っていますが、わたくし女性でございます。
ロマン1 発酵食品
ここしばらく天然酵母の話題が多くなっています。
実は私、パンに限らず発酵食品の成り立ちが好きなんです。味ではなく、成り立ちというのがポイント。
自分の手だけではなく、自然に入った、もしくは意図的に入れた微生物が引き起こす食べ物の変化に強いロマンを感じます。
ブログを読み返すと、パンはもちろん、味噌、甘酒、ぬか漬け……と、このブログで様々な発酵食品にトライしている様子が見られます。
発酵によって起こる変化にロマンを感じても、実は発酵食品の味はそこまで好きじゃなかったりします。酸味に敏感な体質なんですよねぇ。
でも、発酵食品作りはやめられない。なぜならロマンのためだから!
ロマン2 酒
発酵食品といえば酒も発酵食品ですが、酒全般には別格の魅力を感じます。
アルコール過敏症でほとんど飲めないくせに、ワインの産地や銘柄、蒸留酒の種類や製法、カクテルの配合なんかにすごく心惹かれる。
舐める程度の量で味を確認することはできるので、色々なお酒でキャンディスを作ってみたり、お菓子に使うお酒にこだわったりして楽しんでいます。
お菓子や料理に使う程度なので、ちょっと高いのとか、そこらに売ってないのをネットで買ったりします。あと、カクテルなどを作って味見だけして夫に残りを飲んでもらったり。
でも、やっぱり私自身に飲める肝臓が無ければ、料理とのマリアージュとかなんとか、そういうものにはたどり着けないんだろうなと悲しくなったりもします。
酒飲みの人に「飲めないってだけで人生半分損してるよ」と言われたことがありますが、返す言葉もありません。それを飲めない本人に言う奴の人間性は別として。
ロマン3 コーヒー
コーヒーもロマンの塊ですよね。産地とか焙煎度とか品種とか、色々こだわれるポイントはありますが、それ以前に「コーヒー」という存在が既にロマン。
子どもの頃に飲ませてもらえなかったせいなのか?それともコーヒーチェーン皆無の田舎出身だからなのか?17~18歳くらい(つまり身長が伸びなくなったあたり)にいきなり家で飲むコーヒーにハマりだしました。それまでは牛乳一筋だったのに……。
お小遣いで暮らす身分なのに、自家焙煎の店で豆を買って家で挽いてハンドドリップで落としたり、エスプレッソが飲みたくて直火式のマキネッタを小遣いで買ったりしてました。そのあとエスプレッソマシンも入手した。
このように、コーヒー沼にハマった直後から家で淹れて飲むのが当たり前だったため、今も昔もコーヒー好きの割にカフェや喫茶店はそれほど行きません。「趣味はカフェ巡りです!」とか言う女子には結局なり切れなかったな……。
そして今、自分で焙煎するまでになり、外で煎ってある豆を買うことも少なくなってしまいました。
頭に手拭いを巻いて煙の中コーヒーを煎る姿は、おしゃれとか映えとか皆無です。そこにあるのはロマンのみ……。
ロマン4 スパイスとハーブ
発酵はともかくとして、酒、コーヒーと来たら次はスパイスとハーブです。カレーにロマンを感じる人はきっと多いと思いますが、うちの場合はカレーに限らず中華、洋食、お菓子にもスパイスを活用したがるし、いわゆる「ハーブ」も同等の扱いなので、ひとまとめに「スパイスとハーブ」としました。
その香りが料理を格上げしてくれるのはもちろん、漢方薬のように体への影響というか、組み合わせると単一で使うよりも効き目があるとかなんとか、みたいなところが魅力ですよね。酒やコーヒーに比べて若干中二くさいけれど、そんなところもまたハマってしまう点です。
そしてスパイスやハーブの癖は、最初は違和感があっても食べ続けると慣れる。この瞬間、新しい味覚のドアが開くような気がして、小さく感動してしまうのです。この歳になっても新しい世界が開けるってすごいですよね。
セムラとか、もうカルダモンなしではつまらないし、ビリヤニもミント抜きでは物足りない。ラム肉の料理はパクチーが恋しくなります。元々「抜き」でも問題なく食べられたのに、知ってしまうって怖いことですね。そういうところがロマン。
非経済的で非合理的、それがロマン
発酵食品、酒、コーヒー、スパイスとハーブ。これらについてのロマンを語らせて頂きました。
どれもこだわればお金はかかるし、なくても死にはしないのですが、こういうのって、あるだけで暮らしが豊かになるような気がしますよね。
そういう、形が無くて数字で表せないものが「ロマン」というものではないでしょうか。
思えばこのブログそのものが合理性や経済性の低い、ロマンに偏った内容でした。手紡ぎとか漫画飯とかもロマンですね。
今日は本当にどうでもいい、最後まで読んだ人なんていないだろうという話でした。
明日から6年目、これからもロマン溢れるブログをお届けしていきます。
よろしくお願いいたします。
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